Spot Voice WORKERS

Vol.001
​感謝できるコンプレックス
総合証券会社から外資系保険会社へ。若手金融マンが見る成長の先にある目標とは。
Profile

平賀 信良 ひらが のぶよし

1992年生まれ

​アメリカ合衆国ニューヨーク州生まれ

​慶應義塾大学卒

アメリカで生まれ3歳で日本へと帰ってきた平賀さん。大手証券会社へ就職後、現在プルデンシャル生命に転職し活躍をしている。

今回は彼の幼少期から見える仕事に対する姿勢や取り組み方、今後の目標にSpotを当てた。

―平賀さんはどんな子供でしたか?

僕は小中学校のころは背が小さくて、それがコンプレックスでした。あとは兄の後をくっついて回っているような子供でした。

兄の影響もあって「大人っぽくなりたい」と常に思っていました。

兄や先輩たちと一緒にいたので、自然と要領よくなったり、器用になったのだと思います。 

コンプレックスって日本語で言うと「劣等感」という意味で使われてます。この劣等感のおかげで今の成長欲求や向上心に繋がったと思っています。だから、今では「背が小さい」という当時のコンプレックスにすごく感謝しています。コンプレックスって本来直訳すると「複雑な」って意味じゃないですか。本当に複雑なものだと思います。当時は嫌で嫌でしょうがなかったことが、今では感謝できちゃうんですから。

でも高校に入ってからは身長がすごく伸びたので良かったです。(笑)

若い世代から金融リテラシーを上げる

―前職は大手証券会社ということでしたが、なぜ金融の道を選んだんですか?

理由はいくつかあったのですが、一番大きいのは祖母の影響です。

祖母は僕が就職した証券会社のOGなんですよ。50年くらい前から証券ウーマンをやっていました。当時は珍しかったと思います。祖母自身がその時に学んだ投資や資産運用のノウハウを活かし、資産を増やしたおかげで、裕福になったんですよ。僕の両親はサラリーマンなんですけど、祖母のおかげでいろいろな習い事や経験をしたり、小学校から私立の学校に通わせてもらったりできました。

その時にお金に詳しいと自分だけじゃなくて、周りの人も幸せにできる。家族のことも幸せにできるってことを身をもって体験しました。 

 大学の研究会で僕は「国際経済」について学んでいたんですが、日本ってお金の勉強を一切しないんですよね。「金融リテラシー」がめちゃくちゃ低いんですよ。だって学生時代に習わないですよね。とりあえず銀行に預金することしか頭にないってのは実は世界的にはすごい特殊な状況なんです。

僕自身の体験でわかったことと、現状にすごいギャップを感じました。

その頃から若い世代の人の金融リテラシーを上げたいと思うようになり、自然と金融関係に進むことを決めていました。

―実際に金融の仕事に就いてどうでしたか?

前職では、関わるお客様が指定されていました。富裕層や経営者、地主とか。そういった人のところにしか行きませんでした。

勿論ノルマや会社の数字を追っている以上どうしてもそういう人のところにしか行けないんですけど。そういう富裕層の方のところへ金融マンが20人とか30人と寄ってくるんですよね。そこでたくさんの情報を仕入れていて、そのおかげでさらに儲かる。情報の大事さを感じました。

一方で例えば公務員を務めあげて退職した方がいたとして、退職金1500万円くらいをもって口座を作りに来たとします。これで老後をなんとかしたい。という思いで。

でもその人は退職して初めて金融に触れるんですよ。前者の富裕層の人との情報の格差がすごくあると感じました。

挑戦できる環境へ

 同世代の若者は金融の話を金融マンから聞ける機会が少ないと危惧をしている平賀さん。

自身が感じた情報の格差。金融リテラシーを上げたいという思いを募らせていた頃、現在のプルデンシャル生命からのお誘いがあったという。

―プルデンシャル生命へ転職を決めた理由を教えてください。

後に私を採用してくれた営業所長から電話がかかってきて「営業成績トップらしいね。じゃあ、一緒に保険を売りましょう」と電話がありました。

どんな電話だと思いながら会って話を聞きました。(笑)

話を聞いて驚きました。ノルマもなく、毎日の出社の義務もないのに強烈な向上心を持った人が集まっている環境だったんです。僕は人生におけるテーマが成長だと思っているので、成長という軸に照らし合わせたときにこっちの環境で勝負したいと思いました。

それに加えて先ほどお話した「同世代の金融リテラシーを上げる」ってことを実行できる仕事だと思いました。

―仕事において心がけていることを教えてください。

尊敬している支社マネージャーが言っている「3S」という言葉を心がけています。

「スキル」「スタンス」「スタイル」この3Sです。

これは僕たちのチームですごく浸透しているもので、要はこの3つがしっかり定まっている営業マンは必ず成功するという話です。

 

まず「スキル」というのは仕事に対しての経験や技術、知識を常に向上させていく。ということなんですけど。

資格試験とかって合格すればOKって考えが蔓延しているなって思うんですよ。

例えば医師の国家試験とかも、ぎりぎりで受かったドクターか、満点で受かったドクター。

僕らは見分けがつかないですけど、成功率50%の手術をお願いするときにどっちのドクターにお願いをしたいか。間違いなくみんな満点のドクターだと思うんですよ。

命の次に大事なお金を預ける相手もなにひとつ欠陥のないプロとして完璧な状態でなければいけないと思っています。

知識というところも僕自身もまだまだですけど、みんな常に意識して取り組んでいます。

 

次にスタンスについて。

これは姿勢なんですけど、僕は「素であること」を意識しています。

例えば終身保険を預かるとなるとめちゃくちゃ長い付き合いになるんですよ。

そうなってくると取り繕っている関係だと続かないと思いますし、ボロが出ちゃうんですよね。取り繕って見栄を張るってことはお客様に対して自分を合わせに行っているんですよね。合わせるってことは心のどっかで「保険を売りたいな。買ってほしいな」って思っていると思います。個人的には僕から絶対保険を買ってほしいって気持ちはあまりないんですよ。

極端なことを言えば同じような保険商品ならばどこの会社で、誰から買ってもそんなには変わらないものなので。この仕事は保険のプロで、高度なコンサルティングのできる自分を買ってもらう仕事なので、一切取り繕わず素のままの自分でお客様と接するスタンス。ここはぶらしちゃいけないと思っています。

 

最後にスタイルです。

これは営業マンの個性の部分で世の中に何十万もいる営業マンの中で自分の個性をどうやって見出していくか。ということです。

さっきのスタンスと結びついてくるんですけど。自分の良いとこと悪いとこを客観的に把握してお客様と接していくスタイル。主観はできるんですけど、客観できなくなりがちなんですよ。この仕事はお客様から紹介を頂いて新しいお客様と繋がっていく仕事なので、主観と客観がずれているとものすごい違和感なんですよね。

「○○くんは元気な営業マンです!」と紹介してもらっても、実は暗くて真面目で知識系の営業マンとかっていうズレがあるとよくないと思います。

そのために必ずお客様に聞くようにしていることがあって、僕に預けてもらった最大の要因って何ですか?と最後に聞いています。

今まで「詳しい」と言ってもらえることが多くて。

詳しいと言われているからこそには「同世代では日本で一番保険に詳しい」と思ってそこを強みだと思ってやっています。

 

―実際にお客様とどのような付き合いをしていますか?

最近嬉しいなって思うのは、いろんな相談を受けられるようになったことです。

他業種の人と関わる仕事なので、いろんな人が知り合いにいて紹介ができるようになりました。例えば異動があり、引っ越しするので不動産の営業の知り合いいますか?とか、結婚することになったのでウェディングプランナーを紹介してくださいとか。経営している人には税理士の先生を紹介したりとか。

僕は単なる保険の担当者では終わりたくないって気持ちはあって。保険を買ってもらったんじゃなくて、自分を買ってもらったんで。役に立ちたいなって気持ちからそういう付き合いになってきてます。

 常に成長に対して向上心を持って仕事をする平賀さん。

過去に失敗や挫折した経験が無いと言い切る。その理由は考え方にあった。

「失敗した経験は必ず後から見たら自分の成長の機会に繋がっている」と言う。

失敗を失敗とあえて捉えず、ポジティブに乗り越えていくことを心がけているそうだ。

―実際に目の前に壁がある時はどう乗り越えていますか?

難しいケースとか案件があったときは先輩の真似をすることですね。

例えばお客様に何か言われたら、必ずその日のうちに会社に持って帰って先輩に相談をします。保険の営業においての壁とか失敗って結構共通項があるというか。同じようなことが多いんですよね。

前職でもそうでした。先輩に教えてもらうって当然のことなのに、意外とできない人が多いと思うんですよ。

「先輩すごく忙しそうだから」とかで聞かなかったりするんですよね。

前職では隣が日本一の営業マンの先輩社員でした。すごく忙しそうに仕事しているんですけど、僕の指導役でもあったんですよ。みんなその人に話を聞きづらいと思うんですけど、先輩に聞くことって見方を変えればものすごく謙虚なことだなって思います。

わがままに聞いているように見えるかもしれませんが、その先輩も自分たちが活躍したら嬉しいと思うので、あえて謙虚にわがままに聞きに行っていました。

先輩に相談するっていうのは当たり前なのにできてない人が多いのかなって思います。

今も何かあれば会社に戻って聞きますし、マネージャーには毎日電話しています。(笑)

 

―今後、金融の仕事を通して叶えたい夢や目標はなんですか?

僕自身がプラスの影響を与えられる人間になりたいって思います。

本業で役に立つのはもちろんですけど。

僕の周りにいた兄や同世代の経営者とか、バリバリやっている先輩とかが周りにいたから僕の成長欲求とかを引き上げられました。そこにものすごく感謝していて、自分自身がプラスの影響を与えることがこれから周りに対する恩返しだと思っています。

 常に向上心を持ち仕事に取り組む平賀さん。

そんな平賀さんに好きな言葉を聞いた。

 

―好きな言葉はなんですか?

「現状維持では、後退するばかりである」

ウォルトディズニーの言葉です。また、ノルマが無く仕事に限界のない弊社の環境ではよく耳にする言葉でもあります。

「あなたの人生で一番頑張ったのはいつですか?」と転職時の面接で質問を受けたんです。

その時「高校時代です」と答えたところ、「ではあなたはそこから右肩下がりだったんですね?」と言われたことを覚えています。

前職では環境にも恵まれて仕事にやりがいを感じていましたが、いつの間にかその環境に甘えていました。上手くいかないことがあっても相場のせいやお客様のせい、上司のせいや商品性のせいなど、気づけば言い訳を口にしていました。そんな自分に慣れてしまっていたと感じます。

その中で、すべて自分の責任で挑戦し続けられる環境がプルデンシャル生命にはありました。

これからも「学生時代は楽しかったな・・・」などと感じずに常に今が最高だと思えるように日々挑戦し、自分を高め続けていきたいと考えています。

 自身の経験から学んだ「お金に詳しいと幸せになれる」ということを自分という存在を買ってもらい、使ってもらうことで体現している。

新人で駆け出しの彼だが、行く先をしっかりと見定めて進んでいる。

その自信は裏での泥臭い努力の賜物だと感じた。

最後に読者へのメッセージをもらった。

 

僕は駆け出しでまだまだです。

でも人間って人間でしか磨かれないと思っています。

価値観がぶつかったりズレた時に共鳴して新たな価値観を学べるものだと思うので。

これからもいろんな人に会ってたくさん学んでいきたいと思っています。

なので、ぜひ勉強をさせて頂ければと思います。

(インタビュー・編集 鈴木 隆太)

2016.12.7プルデンシャル生命本社